円高と円安は何を基準にしているの？
ニュースをみていると、「円高」「円安」っという言葉をよく聞くと思います。この２つの言葉ですが、何を基準にして円高になるのか、円安になるのか、ここでその基準となるものをみていきたいと思います。
簡単にいうと、前日の円相場を基準にして円高・円安を決めています。
具体的に何を基準にしている、っというものはなく、あくまでも上記のことを基準のなっているに過ぎません。
「あまり自分の生活には関係ないや」っと思っているかもしれませんが、円高・円安ですが、暮らしにも関わってくる部分になってきます。
輸入製品の値段に関連してきたり、また海外旅行に行きやすくなるなど、消費者の生活にも関わりが出てきます。
そんな事も含めて、円高・円安の意味を把握して置いた方が、ニュースもより理解することができますし、自分の生活にどんな影響をもたらすか理解できるので、円高・円安、意味を理解しておく方が、得ではないでしょうか。知識があった方が、日々の生活の中で、何かと役に立ちます。
円高と円安の基準・円高って何？
円高と円安は前日の円相場に決まっていることを、上記の説明で理解してきましたよね。
次に、円高と円安の基準は何になるのか、ここでみていきたいと思います。
円高と円安の事を理解するには、海外とのレートが関わってきます。
その為、例えばアメリカに旅行することを想定したいと思います。
日本円をアメリカドルに換算しますよね。その時ですが、為替（かわせ）レートの比率によって換算されます。「１ドルは００円になります」という意味ですよね。
この為替レートですが、１ドル＝100円、１ドル＝120円の様に変動していきます。
そして、円高ですが、例えばですが、１ドル＝95円は１ドル＝125円の時と比べて円高という計算になってきます。
上記のような説明を受けると、円高、円安の意味がより理解できてきますよね。ニュースを聞いていたり、新聞を読んでいる時に、経済がどのように影響を受けているのか、より理解が深まるのではないでしょうか。
円高と円安の基準・円安って何？
先程は、円高と円安の基準となるもの、また、円高というのはどういうものを示すのか、より具体的にみてきました。
次に、円安についてより詳しくみていきたいと思います。まず、円安の定義ですが、「ドル・ユーロなどの外国通貨に対して円の価値が低くなること」を指します。
例えばですが、１ドルが95円だったのが、１ドル＝120円になったとします。１ドルが９５円で良かったのに、それが120円になったので、円が安くなったという風に理解してくれると良いと思います。
この為替を動かすものですが、次の要因が考えられます。
- アメリカの景気がよくなると、円安ドル高になる
- 株価が上がると、円安になる
- 日米・諸外国の重要な地位にある人の発言によって変動する
円高の影響・円安の影響
円高と円安、特に円安について、またどんな状況で為替ルートが変わりやすいのか、その要因となるものを上記ではみてきました。
次に、円高、円安になると、それぞれ影響が出ますよね。どんな影響が出るのか、ここでより詳細にみていきたいと思います。
円安になることによって、日本に対するメリットは、輸出で経済を上げることがあげられます。その為、円安のメリットは輸出関連の黒字を見込めます。
円が高くなると、海外からの品物が安くなります。その為、輸入会社の経済が向上しますし、また、海外旅行にも行きやすくなります。
その為、円高であっても、円安であってもそれぞれプラスな面はありそうです。海外との関連が出てくるので、輸出と輸入が関連して来るんですね。日本の経済にも影響を及ぼしていきます。
円高・円安のどちらが良いと言い切ることはできない
円高と円安では、それぞれどんな影響が出てくるのか、上記では輸出と輸入という観点から把握してきました。
最後に、円高・円安、どちらにしろ良いと言い切ることができないという点をみていきたいと思います。
上記でみてきたように、海外旅行に関していえば、円高の方が消費者にとっては都合が良いです。しかし、輸出という面でいくと、マイナスになります。その為、プラスもあればマイナスも出てきてしまうんですね。
輸出がマイナスになるということは、国内の輸出業者の経営に関してマイナスが発生してしまいますから、給料の面にも響いてしまいます。そう考えると、国内の経済には響いてしまうのが現状になってしまいます。
まとめますと、円高・円安。どちらにもメリット・デメリットがあるので、「どちらの方が良い」っとはっきり言えないのが現状です。何かがプラスになれば、何かがマイナスになる。円高・円安だけに言えることではないと思いますが、それが為替ルートにも当てはまります。
